『崎枝農場』で育った有機JAS認定パイナップルが
苗からジュースになるまでの工程を紹介します。
パイナップルは、苗から1年で成株になり、実が収穫できるまでには約2年半かかります。まずは、粘土質で酸性が強い石垣島の赤土に泡盛蒸留粕や堆肥を混ぜて、より美味しくなる土壌作りから。化学農薬、化学肥料に頼らない有機栽培には、アミノ酸を多く含む最高の土壌が必要になります。また、雑草を手で取り除き、鳥獣による被害を防ぐために網をかけるなど、すべてハルサー(畑人)の手作業で行っています。丁寧に育てたパイナップルは、7〜8月初旬に熟れる夏実を収穫します。
一年を通して暖かい亜熱帯の気候、豊富な水資源、酸性の土壌と、パイナップルを育てるのに恵まれた環境になります。
農場で収穫され有機JAS格付に合格したパイナップルは、グループ会社のケレス沖縄でジュース加工します。丸ごとのパイナップルに、スチームを吹き付け、シャワー洗浄した後に、水槽の中で水洗い。洗浄したパイナップルは、上下をカット。その後、ハンマーで荒く砕き、圧搾機にかけて皮ごと搾汁します。砂糖や添加物などは加えず、スチームによる加熱殺菌をして瓶詰。粗熱が取れた瓶を手作業で検品します。一定期間エイジングさせて再度検品し、合格したジュースだけにJASシールを貼り、有機パイナップルジュースが完成します。
菌検査、PH、糖度などを測定。加熱殺菌後、急速冷却をして褐変防止や品質確保に努めています。